サンプルを重ね録りする(LOOPER)
現在再生中のサウンドをそのままサンプルとして録音することができます(ルーパー)。
- 「本体に関する設定をする(SYSTEM)」に従って、MARK Functionパラメーターを「Looper」に設定します。
メモ
- [SHIFT]ボタンを押しながら[VALUE]つまみを押すと、スキップ・バック・サンプリング機能とルーパー機能を切り替えることができます。
- スキップ・バック・サンプリング機能とルーパー機能を同時に使うことはできません。
- [MARK]ボタンを押して、ルーパー・モードに切り替えます。
- 以下の操作子で、ルーパーのパラメーターを設定します。
操作子
パラメーター
設定値
説明
[CTRL 1]つまみ
MEAS
Free、1、2、4
サンプリングする長さ(小節数)を設定します。
- 「Free」に設定したときは、手動でサンプリングを止める必要があります。
- いずれの設定も、最大16秒のサンプリングができます(テンポの設定によります)。
[CTRL 2]つまみ
AUTO TRIG
OFF、ON
ONにすると、Auto Trig Levelパラメーターで設定したレベルを超える音声が入力されると、ルーパーの録音が始まります。
[CTRL 3]つまみ
BPM
40.0~200.0
サンプリング時は、テンポを設定します。
PLAY-RATE
1.0~199.0(%)
ループ再生時は、再生スピードを設定します。
[SHIFT]ボタン+[CTRL 1]つまみ
BUS
DRY、BUS1、BUS2、LOOPER
入力された音声をどのバスに送るか(どのエフェクトを使うか)を設定します。
- ルーパー・モードでオーバーダビングをするとき、「LOOPER」に設定する必要があります。このとき、ルーパーの再生音にエフェクトがかかりません。
[SHIFT]ボタン+[CTRL 2]つまみ
Routing
Mix、ExtIn
サンプルする音源(入力ソース)を選びます。
「Mix」に設定すると、本機の再生音と外部機器から入力した音声をミックスしてサンプリングします。
「ExtIn」に設定すると、外部機器から入力した音声のみをサンプリングします。
[VALUE]つまみ(回す)
録音レベルまたはフィードバックの量を設定します。
- [VALUE]つまみを押すと、設定するパラメーター(Rec Level、Feedback Rate)を切り替えることができます。
Rec Level
0~127
録音レベルを設定します。
Feedback Rate
0~100(%)
フィードバックの量を設定します。
[SHIFT]ボタン+[VALUE]つまみ(回す)
METRO VOL
0~5
メトロノームの音量を設定します。
- [REC]ボタンを押します。
- サンプリングが始まります。
- サンプリングが始まる前に、[RESAMPLE]ボタンを押して点灯させておくと、一つ目のループを録音したあと、自動でオーバーダビングに切り替わります。
メモ
外部のMIDI機器から、スタート・コマンド(FA)/ストップ・コマンド(FC)で、録音の開始/停止をコントロールすることができます。
- ルーパーを使ったサンプリング中は、以下の操作子が使えます。
操作子
説明
[REC]ボタン
サンプリングの開始/停止をします。
[RESAMPLE]ボタン
オーバーダビングをします。
[DEL]ボタン
ルーパーでサンプリングした内容を削除します。
サンプルの停止中のみ有効です。
[COPY]ボタン
サンプリングしたデータ(結果)を、パッドに割り当てます。
パッド[1]~[16]を押して保存先のパッドを選び、[VALUE]つまみを押します。
[SHIFT]ボタン+[PATTERN SELECT]ボタン
直前に入力(記録)したデータを取り消します(UNDO)。
もう一度操作すると、UNDOを取り消します(REDO)。
サンプリングしたデータをループ再生中、 または停止中に有効です。
[SHIFT]ボタン+[EXIT]ボタン
[EXIT]ボタンを素早く4回押す
全サンプルの再生を停止します。
[PITCH/SPEED]ボタン+パッド[1]~[16]
パッドのサンプルで設定したテンポを、ルーパーのテンポに設定します。
- ルーパーを終了するときは、[MARK]ボタンを押します。
メモ
ルーパー・モードのとき、コントロール・チェンジ・メッセージで外部から一部の操作子をコントロールすることができます。
詳しくは、「*8 ルーパー・モードのときのコントロール・チェンジ番号と操作子の対応表」をご覧ください。