等分割でサンプリングする(ステップ・サンプリング)
ステップ・サンプリングは、[START]つまみで設定したサンプリング時間を、指定した数で分割してサンプリングをする機能です。
通常のサンプリングは1つのサンプル・パッドに対して1回のみサンプリングされますが、ステップ・サンプリングを使うと1つのサンプル・パッドに複数のサンプルをサンプリングすることができます。
サンプリング終了後は、各サンプルにノート・ナンバーが割り当てられ、キーボード・ボタンや外部のMIDIキーボードを使って演奏をすることができます。
- 「サンプリングの設定」で、ステップ・サンプリング機能を有効にします。
- ステップ・サンプリング機能で分割するサンプル数(S. 2~S. 64)を設定します。
- 必要に応じて、サンプル・レート、モノ/ステレオ、サンプルの長さ、サンプリングを開始するトリガーも設定します。
- サンプルを割り当てるサンプル・パッド[1]~[6]を押します。
- [SAMPLING]ボタンが点滅します。
メモ
すでにサンプルが割り当てられたサンプル・パッドを選ぶことはできません(サンプリングできません)。
サンプリングするときは、サンプルが割り当てられていないサンプル・パッド(点滅しているサンプル・パッド)を選ぶか、事前にサンプル・パッドからサンプルを削除してください。
サンプル・パッドからサンプルを削除する方法については、「サンプルを削除する」をご覧ください。
- [SAMPLING]ボタンを押します。
- サンプリングが始まります。
メモ
- サンプリングを始めるトリガーの設定によって、サンプリングが始まるタイミングが変わります。
詳しくは、「サンプリングの設定」をご覧ください。 - ステップ・サンプリング中、サンプリングに失敗したときなど、前のサンプリングをやり直すこともできます。
サンプリングをやり直したいステップ(分割位置)を[TEMPO/VALUE]つまみで選び、[SAMPLING]ボタンを押します。
- サンプリングを始めるトリガーの設定によって、サンプリングが始まるタイミングが変わります。
- 手順3を繰り返します(サンプリングを繰り返します)。
- サンプリングを繰り返して指定したサンプル数に達すると、ディスプレイには「End」が点滅して表示されます。
- 指定したサンプル・パッドにサンプルが保存されます。このとき分割した各サンプルには、ノート・ナンバーが割り当てられます。
- ノート・ナンバーは、次のとおりに割り当てられます。
分割したサンプル | ノート・ナンバー(キー) |
1個目 | 60(C4) |
2個目 | 61(C´4) |
: | : |
64個目 | 123(D´9) |
メモ
- 分割したサンプルにノート・ナンバーが割り当てられても、サンプルのピッチは変わりません(音階は付きません)。
- 分割したサンプルの音を確認したいときは、「キーボード・ボタンでサンプルを演奏する」をご覧ください。
- 分割したサンプルの音を重ねて演奏したいときは、「同一サンプルを重ねて発音する(ポリフォニック)」をご覧ください。