等分割でサンプリングする(ステップ・サンプリング)

ステップ・サンプリングは、[START]つまみで設定したサンプリング時間を、指定した数で分割してサンプリングをする機能です。

通常のサンプリングは1つのサンプル・パッドに対して1回のみサンプリングされますが、ステップ・サンプリングを使うと1つのサンプル・パッドに複数のサンプルをサンプリングすることができます。

サンプリング終了後は、各サンプルにノート・ナンバーが割り当てられ、キーボード・ボタンや外部のMIDIキーボードを使って演奏をすることができます。

  1. サンプリングの設定」で、ステップ・サンプリング機能を有効にします。
  2. ステップ・サンプリング機能で分割するサンプル数(S. 2S. 64)を設定します。
  3. 必要に応じて、サンプル・レート、モノ/ステレオ、サンプルの長さ、サンプリングを開始するトリガーも設定します。
  4. サンプルを割り当てるサンプル・パッド[1][6]を押します。
  5. [SAMPLING]ボタンが点滅します。
  6. メモ

    すでにサンプルが割り当てられたサンプル・パッドを選ぶことはできません(サンプリングできません)。

    サンプリングするときは、サンプルが割り当てられていないサンプル・パッド(点滅しているサンプル・パッド)を選ぶか、事前にサンプル・パッドからサンプルを削除してください。

    サンプル・パッドからサンプルを削除する方法については、「サンプルを削除する」をご覧ください。

  7. [SAMPLING]ボタンを押します。
  8. サンプリングが始まります。
  9. メモ

    1. サンプリングを始めるトリガーの設定によって、サンプリングが始まるタイミングが変わります。
      詳しくは、「サンプリングの設定」をご覧ください。
    2. ステップ・サンプリング中、サンプリングに失敗したときなど、前のサンプリングをやり直すこともできます。
      サンプリングをやり直したいステップ(分割位置)を[TEMPO/VALUE]つまみで選び、[SAMPLING]ボタンを押します。
  10. 手順3を繰り返します(サンプリングを繰り返します)。
  11. サンプリングを繰り返して指定したサンプル数に達すると、ディスプレイには「End」が点滅して表示されます。
  12. 指定したサンプル・パッドにサンプルが保存されます。このとき分割した各サンプルには、ノート・ナンバーが割り当てられます。
  13. ノート・ナンバーは、次のとおりに割り当てられます。
Cell_vertical_blue

分割したサンプル

ノート・ナンバー(キー)

1個目

60(C4)

2個目

61(C´4)

 :

 :

64個目

123(D´9)

メモ

  1. 分割したサンプルにノート・ナンバーが割り当てられても、サンプルのピッチは変わりません(音階は付きません)。
  2. 分割したサンプルの音を確認したいときは、「キーボード・ボタンでサンプルを演奏する」をご覧ください。
  3. 分割したサンプルの音を重ねて演奏したいときは、「同一サンプルを重ねて発音する(ポリフォニック)」をご覧ください。