ORGANパート
- 各操作子(青枠付き)の機能は「アサイン」を使って、ペダルやホイールなどの汎用操作子に同じ機能を割り当てることができます。 Ø「アサインの設定をする」
- メニュー画面で、パートの詳細な設定をすることができます。 Ø「Organメニュー」
- [MENU]ボタンを押しながら各種ボタンやつまみを操作することで、該当するメニュー画面にダイレクトに移動することができます。Ø「基本操作部」
- TONE
名称
説明
[TONE SELECT]つまみ
選んだトーンに応じて、つまみの上にあるインジケーターが点灯します。
TONE WHEEL:伝統的なトーンホイール・オルガン
TRANSISTOR 1、TRANSISTOR 2:トランジスター式コンボ・オルガン
PIPE:パイプ・オルガン
[TONE SELECT]つまみを押す
TONE LIST画面が表示されます。
- OVERDRIVE
- 音に歪みを加えて、迫力のある音にします。
名称
説明
[DRIVE]つまみ
つまみを右に回すほど、歪み具合が大きくなります。
[ON/OFF]ボタン
ボタンを押して点灯させると、オーバードライブがかかります。
[SHIFT]ボタンを押しながら押す
オーバードライブのタイプを切り替えます。
選んだタイプに応じて、ボタンの上にあるインジケーターが点灯します。VK:VK-7の搭載されていたオーバードライブ
G.AMP:ギター・アンプのシミュレート
SATURATOR(両方のインジケーターが点灯):オーバードライブとフィルターを組み合わせたエフェクト
- VIBRATO/CHORUS
- 音の高さに周期的な揺らぎを付ける、ビブラートをかけることができます。また、原音(ドライ音)とビブラートをかけた音を混ぜ合わせて、音に厚みや広がりを付けるコーラスをかけることができます。
名称
説明
[TYPE]つまみ
つまみを回して、効果のタイプを選びます。選んだタイプに応じて、つまみの上にあるインジケーターが点灯します。
V-1~V-3:ビブラート(弱)~(強)
C-1~C-3:コーラス(弱)~(強)
[ON/OFF]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ビブラート/コーラスがかかります。
- PERCUSSION
- パーカッションは、音の立ち上がり部分にアタック感のある音を加えて、音にメリハリを付けます。レガートで演奏するときは、最初に弾いた音だけにパーカッション音が付き、スタッカートで演奏するとすべての音にパーカッション音が付きます。
- * パーカッションは、アッパー・パートの音色だけに付加することができます。
- Ø「Percussion」
名称
説明
[VOLUME]ボタン
パーカッション音とハーモニック・バーの音量を設定します。
点灯:SOFT(パーカッション音が小さくなる)
消灯:NORM(ハーモニック・バー音が小さくなる)
[DECAY]ボタン
パーカッション音のディケイ(音の消えかた)を設定します。
点灯:FAST(パーカッション音がすぐ消える)
消灯:SLOW(パーカッション音がゆっくり消える)
[HARMONIC]ボタン
パーカッション音のピッチを設定します。
点灯:2ND(4' のハーモニック・バーと同じ高さ)
消灯:3RD(2 2/3' のハーモニック・バーと同じ高さ)
[ON/OFF]ボタン
ボタンを押して点灯させると、パーカッション効果がかかります。
- HARMONIC BAR PART
- 1つのオルガン・トーンは「アッパー」「ロワー」「ペダル」の3パートで構成されています。
- 通常はORGANパートをオンにして鍵盤を弾くと、ハーモニック・バーで選んでいるパートの音色が鳴ります。
- オルガンのスプリットの設定によっては、点灯しているボタンと違うパートの音色が鳴ります。
- ボタンを点灯させて、ハーモニック・バーの設定を反映させるパートを選びます。
名称
説明
[PEDAL]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ハーモニック・バーで、ペダル・パートの音色が変化します。
[LOWER]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ハーモニック・バーで、ロワー・パートの音色が変化します。
[UPPER]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ハーモニック・バーで、アッパー・パートの音色が変化します。
- HARMONIC BAR
名称
説明
[16’]~[1’]バー
ハーモニック・バーにはフィート(音の高さ)が異なる音が割り当てられていて、これらの音を重ねることによっていろいろな種類のオルガン音色を作ることができます。
ハーモニック・バーを完全に下げた状態のとき、そのフィートの音量が最も大きくなり、完全に上げた状態のときは音が鳴らなくなります。
トーンを選んだあと、ハーモニック・バーを上下にスライドさせて、音量を調節します。
各ハーモニック・バーの右についているインジケーターで、現在のハーモニック・バーの位置が確認できます。ハーモニック・バーを動かすと、インジケーターも連動します。ペダル・パートを選んでいるときは、[16’]と[8’]以外の音はでません。
ハーモニック・バーと音の高さの関係
中央のドの音(C4)を弾いているとき、各ハーモニック・バーでは以下の音が鳴ります。
- ROTARY
- 回転スピーカーを使ったときのように、音にうねりを付けることができます(ロータリー効果)。
名称
説明
SPEEDインジケーター
2つのインジケーターが交互に点灯して、スピーカーの回転速度を確認することができます。
[SPEED]ボタン
ボタンを押してスピーカーの回転速度を切り替えます。
ロータリー効果を「FAST」から「SLOW」に切り替えると徐々に音のうねりがゆっくりになり、「SLOW」から「FAST」に切り替えると徐々に音のうねりが速くなります。
点灯:FAST(高速)
消灯:SLOW(低速)
[BRAKE]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ブレーキ効果がかかります。
ロータリー効果の回転を止めることができます。オン/オフとは異なり、回転スピーカーの箱鳴り感は保たれます。
- オルガン音色以外には効果がありません。
[ON/OFF]ボタン
ボタンを押して点灯させると、ロータリー効果がかかります。
- パート共通

名称 | 説明 |
[LEVEL]つまみ | パートの音量を調節します。 |
[SHIFT]ボタンを押しながら回す | |
パートのパンを調節します。 | |
[ON/OFF]ボタン | ボタンを押して点灯させると、パートがオンになります。 |
[SHIFT]ボタンを押しながら押す | |
パートのMIDI出力を設定します。 | |
SPLIT[LEFT]/[RIGHT]ボタン | このパートをスプリットして演奏します。Ø「鍵盤を2つの鍵域に分ける(スプリット)」 |
OCTAVE[DOWN]/[UP]ボタン | パートの音域を変更します。Ø「パートの音域をオクターブ高く/低くする(オクターブ)」 |
[H-BAR MANUAL]ボタン | ボタンを押すと、現在のハーモニック・バーの物理的な位置の設定が優先され、その音色に切り替わります。 |
オルガンのトーンをスプリットする
ORGAN SPLIT機能を使うと、ORGANパートの「アッパー」「ロワー」「ペダル」の各トーンを本体の鍵盤でスプリットすることが出来ます。
- [SHIFT]ボタンを押しながら、[PEDAL]ボタンまたは[LOWER]ボタンを押します。
[SHIFT]ボタンを押し続けているときの[PEDAL]ボタンと[LOWER]ボタンの点灯状態で、どのようにスプリットされているかがわかります。
[PEDAL]点滅 | スプリット・ポイントに対して、LEFT側でロワー・パートのトーン、RIGHT側でアッパー・パートのトーンが鳴ります。 |
[LOWER]点灯 |
[PEDAL]点灯 | スプリット・ポイントに対して、LEFT側でペダル・パートのトーン、RIGHT側でアッパー・パートのトーンが鳴ります。 |
[LOWER]点滅 |
[PEDAL]点灯 | スプリット・ポイントに対して、LEFT側でロワー・パートのトーン、RIGHT側でアッパー・パートのトーンが鳴ります。 |
[LOWER]点灯 |
- オルガンのスプリットは、SPLIT POINT画面でも確認/設定をすることができます。