チェイン パレット

入力されたギターのピッチ(音程)を分析することによってピッチ・シフト量を調節し、ダイアトニック・スケール上でのハーモニーを作ることができるエフェクトです。

  • 音程を分析する関係上、和音を(2つ以上の音を同時に)弾くと、思うような効果は得られません。他の弦を確実にミュートして、単音で弾いてください。
  • ある音が鳴っている状態で次の音を弾く場合は、前の音を確実にミュートしたあとに、アタックをハッキリとつけて弾いてください。アタックを検出できなかった場合は、正確に発音しないことがあります。
  • ギターのTONEつまみやピックアップによって感度が変わることがあります。


パラメーター 設定値 説明
ON/OFF OFF、ON オン/オフを設定します。
VOICE


ピッチ・シフト音(ハーモニー)の音数を選びます。

1 VOICE


1音のピッチ・シフト音をモノで出力します。

2 MONO


2音のピッチ・シフト音(HR1、HR2)をモノで出力します。

2 STEREO


2音のピッチ・シフト音(HR1、HR2)をそれぞれLチャンネル、Rチャンネルに出力します。

1: HARMONY

2: HARMONY

-2oct、〜+2oct、USER

ハーモニーを作り出すとき、入力音に加える音の高さを設定します。

入力音に対して、上下2オクターブまで設定することができます。USERを選んだときは、ユーザーの設定したスケールに対応したハーモニーを作り出します。

USER SCALEの設定

1: LEVEL

2: LEVEL

0〜100 ハーモニー音の音量を調節します。

1: PRE-DELAY

2: PRE-DELAY

0〜300ms、BPM ŀŌ

ダイレクト音が入力されてからハーモニー音が発音されるまでの時間を調節します。通常は0msに合わせてください。

  • BPMに設定した場合は、メモリーごとに設定する「MASTER BPM」の値に応じて各パラメーターの値が設定されます。曲のテンポに合わせたエフェクト・サウンドの設定が簡単にできます。
  • テンポによって設定される時間が設定可能な範囲より長い場合は、その時間の1/2または1/4の時間に同期するようになります。

1: FEEDBACK

0〜100 ハーモニー音のフィードバック量を調節します。
KEY C (Am)~B (G#m)

演奏曲のキーは、楽譜の調号(#、b)によって次のようになります。

DIRECT LEVEL 0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
BPM 40〜250

メモリーのBPMを設定します。

  • BPM(beats per minute)とは、1分間あたりの4分音符の拍数を表します。
  • 外部MIDI機器が接続されているとき、マスターBPMは外部MIDI機器のテンポに同期するため、マスターBPMの設定をすることはできません。マスターBPMを設定するには「SYNC CLOCK」を「INTERNAL」に設定してください。