モジュレーターはLFO(低周波発振器)とRANDOM、NOISEから構成されており、OSCやFILTERをコントロールする信号を作り出します。
LFOは、上記以外にも正弦波の出力を装備しており、MIDIのモジュレーションやピッチ・ベンドの受信によって、OSCやFILTERをコントロールできるようになっています。
[WAVE FORM]つまみ
モジュレーターの出力信号を選ぶスイッチです。(のこぎり波)から
(矩形波)はLFOの出力波形で、OSCやFILTERをコントロールして、ビブラート(OSCのピッチをのこぎり波や三角波で揺らす)、トリル(OSCのピッチを矩形波で交互に変化させる)やグロウル(FILTERのカットオフ・ポイントをのこぎり波、三角波で揺らす)などの効果を作ります。
RND(RANDOM)では、ランダムに変化するコントロール信号が出力され、ランダム・ノート(OSC)やランダム・フィルター(FILTER)に使われます。
NOISEでは、ノイズ・ジェネレーターの信号がそのままコントロール信号として使われ、細かく振動するモジュレーションが得られます(ノイズ・モジュレーション)。
[RATE]つまみ
LFOおよびRANDOMの速さ(周波数)を設定するつまみです。
LFO Syncが「OFF」の場合:0~255の設定値に応じた速さでLFOが動作します。
LFO Syncが「ON」の場合:選ばれた音符の長さでテンポに応じてLFOが動作します。
音符一覧
表示 |
説明 |
---|---|
8_1 |
8全音符 |
6_1 |
6全音符 |
8_1t |
3連8全音符 |
4_1 |
4全音符 |
3_1 |
3全音符 |
4_1t |
3連4全音符 |
2_1 |
2全音符 |
1d |
付点全音符 |
2_1t |
3連2全音符 |
1_1 |
全音符 |
2d |
付点2分音符 |
1t |
3連全音符 |
1_2 |
2分音符 |
4d |
付点4分音符 |
2t |
3連2分音符 |
1_4 |
4分音符 |
8d |
付点8分音符 |
4t |
3連4分音符 |
1_8 |
8分音符 |
16d |
付点16分音符 |
8t |
3連8分音符 |
1_16 |
16分音符 |
32d |
付点32分音符 |
16t |
3連16分音符 |
1_32 |
32分音符 |
64d |
付点64分音符 |
32t |
3連32分音符 |
1_64 |
64分音符 |
128d |
付点128分音符 |
64t |
3連64分音符 |
128 |
128分音符 |
再生中にRATEを切り替えると、LFOと演奏がずれることがあります。その場合はシーケンサーを停止して、もう一度再生してください。
LFO Mode(MENU – LFO.N)
LFO Syncが「OFF」のときの、LFOが変化する速さを選びます。
LFO Syncが「ON」のときは無効になります。
設定値 |
説明 |
---|---|
norN |
ノーマル・モード。 通常のLFOの周期が得られます。 |
FASt |
高速モード。 LFOの周期を極端に上げることで変調感を強調します。 |
LFO Sync(MENU – LFO.S)
LFOの周期をテンポに同期させるかどうかを設定します。
LFO Key Trigger(MENU – LFO.K)
ノートの発音時にLFOをリセットするかどうかを設定します。