モーションとは?
パターンを演奏させるときに、つまみの操作や受信したMIDIのコントロール・チェンジ、ピッチ・ベンドなどの変化を記録して、再生することができます。
これにより、たとえばFREQつまみで徐々に音色を明るくしたり、DECAYつまみでスタッカートからレガートに変化させていったり、といったパターンを作ることができます。
S-1では、1パターンあたり最大8種類のパラメーターとピッチ・ベンドの変化を記録/再生することができます。
- MIDIのコントロール・チェンジやピッチ・ベンドを記録できるのは、タイプD(リアルタイム録音)のときのみです。
- モーションに記録されたパラメーターが再生されるとき、演算誤差により入力時の値とわずかに異なる場合があります。
以下のプリセット・パターンで、モーションの効果を確認することができます。
- 1-04:Reverb Level
- 1-06:Env Attack
- 1-08:Osc Draw Multiply
- 1-10:Reverb Level、Osc Chop Comb
- 1-11:Filter Frequency、Env Decay
- 1-12:LFO Rate、Env Attack、Env Release
- 1-13:Filter Frequency、Filter Resonance
モーションを入力する
モーションを入力するには、「シーケンサーの入力方法」の「モーションの入力」に書かれている以下の3通りがあります。
入力のタイプ |
説明 |
---|---|
タイプA |
ステップ・パッドを押しながらつまみを回します。 |
タイプB/C/E(St.数字) |
選択中のステップ上で、つまみを回します。 |
タイプD |
演奏中のステップに合わせて、つまみを回します。 |
記録できるモーションのパラメーター数を超えて記録しようとすると、「FULL」が表示されます。
モーションを削除する
「CLr.N」と点滅表示され、実行待機状態となります。
削除される対象のステップは、「シーケンサーの入力方法」の「モーションの一括削除」に書かれている以下の2通りです。
入力のタイプ |
説明 |
---|---|
タイプA/D |
パターン内の全モーションが削除されます。 |
タイプB/C/E(St.数字) |
選択中のステップ内の全モーションが削除されます。 |
パッド[2](ENTER)を押すと「donE」と表示され、削除が実行されます。
- 「CLr.N」が点滅して実行待機状態のときにつまみを回すと、そのつまみのパラメーターだけを削除することができます。
削除された場合は「CLr」と表示され、削除するパラメーターがパターン内で見つからなかった場合は「nonE」と表示されます。