ライザーとは?

Riser(ライザー)とは、曲の盛り上がりに合わせて付加させる上昇音のことです。逆に下降音はDowner(ダウナー)とも呼ばれます。
[NOISE]つまみで両方の効果をコントロールすることができます。

  • [NOISE]つまみを最小(r.0)または最大(d.0)に設定すると、ライザー音がミュートされます。

  • 曲の盛り上がりに向けて最小 Ó 中央(r.100)へと上昇変化させ、盛り上がりに達したところで中央 Ó 最大(d. 0)へと下降変化させることにより、シーケンサーの演奏をさらに盛り上げることができます。

  • [NOISE]つまみの最小から中央までの範囲は上昇しながらの断続音ですが、Riser Modeによって動きが異なります。中央から最大までの動きは同じ(下降しながらの連続音)です。

  • [NOISE]つまみを最小または最大まで変化(ミュート状態)させたあと、[SHIFT]ボタンを押しながら[NOISE]つまみを回すと、ライザー音を出力せずにつまみ位置を変更できます。

    これにより、好きな位置からライザー音を出力させることができます。

  • [SHIFT]ボタンを押しながら[NOISE]つまみを最小または最大以外に回したあと[SHIFT]ボタンを離すと、つまみ位置に応じたライザー音が即座に出力されます。(Ver.1.02)

    これにより、直前のRiser状態を維持したままDowner状態への準備をして、[SHIFT]ボタンを離すだけでDowner状態に切り替えることができます。

ライザーを設定する
  1. [SHIFT]ボタンを押しながらパッド[15](MENU)を押します。
  2. [TEMPO/VALUE]つまみでパラメーターを選び、パッド[2](ENTER)を押します。

  3. [TEMPO/VALUE]つまみで、設定値を変更します。

    ライザー・パラメーター(MENU内)

    パラメーター

    設定値

    説明

    rS.Nd
    (Riser Mode)

    OFF

    [NOISE]つまみで、ノイズ・レベルを調節します。
    OFF以外ではライザー機能が有効となり、[NOISE]つまみはライザーをコントロールするつまみとして動作します。

    SynC

    テンポに合わせて4分音符の裏拍でライザー音が断続的に出力されます。

    qUiv

    [NOISE]つまみを上げていくと、ライザー音の出力される間隔が短くなります。

    qvPn

    [NOISE]つまみを上げていくと、ライザー音の左右への移動が速くなります。

    rS.rS
    (Riser Resonance)

    0100

    ライザー音の鋭さを調節します。

    rS.Sh
    (Riser Shape)
    0100

    ライザー音のエンベロープの形状を調節します。

    0:のこぎり波
    100:矩形波

    rS.Lv
    (Riser Level)

    0100

    ライザー音の音量を調節します。

  • [SHIFT]ボタンを押しながらパッド[1](EXIT)とパッド[2](ENTER)を同時に押すと、押すたびにRiser Modeを切り替えることができます。
  • ライザー機能が有効なとき(Riser Mode:OFF以外)、[NOISE]つまみの位置によるライザー音の出力状態はパターンに保存されません。
  • ライザー機能が無効なパターンに切り替わるとライザー音はミュートされます。
    有効なパターンに切り替わると直前の[NOISE]つまみの位置がライザー音に反映されます(ただし、ライザー音のミュート状態は直前のパターンでのミュート状態を引き継ぎます)。
  • パターンを切り替えてもライザー機能をそのまま持続させたい場合は、両方のパターンでRiser ModeをOFF以外に設定してください。
    これにより、再生中のパターンの終わりに向かって[NOISE]つまみを最小から中央まで上げていきながら(Riser効果)、次のパターンへの切り替わりと同時に中央から最大へと上げていく(Downer効果)操作をつなげることができます。