オシレーターで発生した波形を切り刻んで、倍音を強調することができます。


  1. [SHIFT]ボタンを押しながらパッド[6](OSC CHOP)を押します。
  2. [TEMPO/VALUE]つまみでパラメーターを選び、パッド[2](ENTER)を押します。
  3. [TEMPO/VALUE]つまみで、設定値を変更します。

    パラメーター

    設定値

    説明

    ovtn
    (Overtone)

    0~200

    値を上げるほどChop Patternの効果が深くなり、倍音が強調されます。
    100で完全に切り取られた(波形がミュートされた)状態となります。
    100を超えると波形が逆相側に出現し、基音成分よりも倍音成分が目立つようになります。

    [SHIFT]ボタンを押しながらOSCILLATOR[LFO]つまみを回して、設定値を変更することもできます。

    Sqr.P
    (Square Chop Pattern)

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    1周期の波形を16個のステップに分割し、波形を切り刻むパターン(チョップ・パターン)を設定します。

    4つの波形(矩形波、のこぎり波、サブ・オシレーター、ノイズ)に対して、それぞれ異なるチョップ・パターンを設定することができます。

    • サブ・オシレーターの場合、チョップ・パターンはオシレーターの基本周波数に対して適用されます。たとえばSUB OCTが「-1oc」(-1 octave)の場合は、同じチョップ・パターンが1波長に2回現れます。
    波形の切り取りかた(ディスプレイが各チョップ・パターン表示中の操作)
    1. 編集したいステップのパッド[1]~[16]を押して、パッドを消灯させます。

      選んだステップの波形が切り取られます。再度パッドを押すと、元に戻ります。

      4つの波形のチョップ・パターンがオンになっている部分を組み合わせてミックスすることもできます。
      Overtoneが「0」の場合、Chop Patternの効果は得られません。このとき、警告としてステップ・パッド[1]~[16]が点滅します。

    2. 終了するときは、[SHIFT]ボタンを押しながらパッド[1](EXIT)を押します。

      パラメーター選択画面に戻ります。

    SAľ.P
    (Saw Chop Pattern)
    SUb.P
    (Sub Oscillator Chop Pattern)
    noi.P
    (Noise Chop Pattern)
    CoNb
    (Comb)
    1.0~32.0

    波形を切り刻むパターンの繰り返し回数を設定します。
    1.0で、波形の長さと切り刻むパターンの長さが一致します。
    数字を上げていくに従って波形の中で切り取られるパターンが繰り返し現れるようになり、金属音的な効果を得ることができます。
    発音されるノートの周波数が高い場合、Combを極端に上げるとノイズが発生します。
    また、ノートの周波数が1kHzを超えるとOSC CHOPの効果はかかりません。
    その場合はCombを下げるか、ノートのオクターブを下げてください。

    [SHIFT]ボタンを押しながらOSCILLATOR[SUB]つまみを回して、設定値を変更することもできます。