サンプルを再生したときの音量の変化を設定します。

音量を徐々に大きくするフェード・イン、徐々に小さくするフェード・アウトの設定ができます。

  1. [SHIFT]ボタンを押しながら、[PITCH/SPEED]ボタンを押します。

    エンベロープ設定画面が表示されます。

  2. パッド[1]~[16]を押して、エディットするサンプルを選びます。

    [MARK]ボタンを押しながらパッド[1]~[16]を押すと、サンプルを再生させずに選ぶことができます。

  3. [CTRL 1]~[CTRL 3]つまみで、フェード・イン、フェード・アウトを設定します。

    操作子

    パラメーター

    設定値

    説明

    [CTRL 1]つまみ

    ATTACK

    0~127

    フェード・インの時間を設定します。127に設定したときのフェード・インの時間は3秒です。

    [CTRL 2]つまみ

    HOLD

    1~100(%)

    サンプルの再生範囲を設定します。

    再生範囲は、サンプル全体の長さを100としたときに、先頭からの割合で設定します。

    50に設定したときは、サンプルの始まりから中間まで再生され、その範囲内でフェード・イン、フェード・アウト効果がかかります。

    [CTRL 3]つまみ

    RELEASE

    0~127

    フェード・アウトの時間を設定します。127に設定したときのフェード・アウトの時間は3秒です。

    [COPY]ボタンを押しながら以下のパラメーターを変更すると、同じミュート・グループ内に登録されたサンプルのパラメーターを同時に変更することができます。

    また、[REMAIN]ボタンを押しながら以下のパラメーターを変更すると、同じバンク内のサンプルのパラメーターを同時に変更することができます。

    • ATTACK
    • HOLD
    • RELEASE
    • BPM SYNC
    • GATE
    • LOOP
    • REVERSE

    ミュート・グループの設定については、「サンプルが同時に再生されないようにする(MUTE GROUP)」をご覧ください。


ATTACK、HOLD、RELEASEを設定した例

8秒のサンプルに対して、ATTACK、HOLD、RELEASEをさまざまな値に設定したときの、音量変化を紹介します。

[GATE]ボタンをオンにしたサンプル(→パッドを押している間だけ再生する(GATE))の場合、サンプルの再生中にパッドから手を離すと、そのタイミングでフェード・アウトを開始します。