サンプルのピッチ(キー)や再生スピードを変更します。ピッチと再生スピードを独立して変更したり、テンポに合う長さにサンプルを合わせたりすることができます。

  1. [PITCH/SPEED]ボタンを押します。

    ピッチ/スピード設定画面が表示されます。

  2. パッド[1]~[16]を押して、エディットするサンプルを選びます。
  3. [CTRL 1]~[CTRL 3]つまみを使って、パラメーターをエディットします。

    操作子

    パラメーター

    設定値

    説明

    [CTRL 1]つまみ

    SPEED

    50~150(%)

    再生スピードを設定します。

    • [SHIFT]ボタンを押しながら[CTRL 1]つまみを回すと、細かい値が設定できます。

    • BPM SYNCがオフのときのみ設定できます。

    [CTRL 2]つまみ

    PITCH

    -12.00~+12.00(VINYL MODEがNoのとき)

    -12.00~+7.00(VINYL MODEがYesのとき)

    再生ピッチを設定します。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 2]つまみ

    FINE

    -1.00~+1.00(CENT)(VINYL MODEがNoのとき)

    -0.49~+0.50(CENT)(VINYL MODEがYesのとき)

    再生ピッチの細かい値が設定できます。

    [CTRL 3]つまみ

    VOLUME

    0~127

    サンプルの音量を設定します。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 3]つまみ

    PAN

    MONO (Left)、 L:50~R:50、 MONO (Right)

    サンプルのパン(定位)を設定します。

    [VALUE]つまみを回す

    BPM SET

    AUTO、MANU、MANU-F

    サンプルのテンポを設定します。AUTOにすると、AUTOモードで検出したテンポが設定されます。MANU、MANU-Fにしたときは、テンポの設定を手動で設定することができます。

    詳しくは、「サンプルにテンポ情報を設定する」をご覧ください。

    [SHIFT]ボタン+[VALUE]つまみを回す




    VINYL MODE




    VINYLモードをオン/オフします。

    またVARIモードを使うと、サンプルのピッチやスピードを変化させたときに起こる不自然な音質を改善することができます。

    VARIモードは、VINYLモードが「No」のときに有効です。

    No 再生スピードとピッチを個別にコントロールします。
    Yes アナログ盤(レコード)のように再生スピードとピッチが同時に変化します。
    VARI MODE Off VARIモードは使いません。
    Backing

    減衰音を出す楽器音に適した処理をします。

    特に、ドラム、パーカッション、ギターのカッティングなどのアタックがはっきりしている楽器に適しています。

    Ensemble

    持続音を出す楽器音に適した処理をします。

    特に、クワイヤやストリングスなどのロング・トーンを出す楽器、滑らかな音色変化を伴う楽器に適しています。

    Ensembleに設定したときは、2倍の発音数を使ってサンプルを再生します。

    ステレオ・サンプルを発音する場合:4音

    モノ・サンプルを発音する場合:2音

    [SHIFT]ボタン+パッド[1]

    FIXED VELOCITY


    Vel

    FIXED VELOCITYがオフになります。

    Fix

    FIXED VELOCITYがオンになります。サンプルのベロシティーを127(最大)に固定して再生します。

[COPY]ボタンを押しながら以下のパラメーターを変更すると、同じミュート・グループ内に登録されたサンプルのパラメーターを同時に変更することができます。

また、[REMAIN]ボタンを押しながら以下のパラメーターを変更すると、同じバンク内のサンプルのパラメーターを同時に変更することができます。

  • SPEED

  • PITCH

  • VOLUME

  • PAN

  • BPM

  • BPM SYNC

  • GATE

  • LOOP

  • REVERSE

ミュート・グループの設定については、「サンプルが同時に再生されないようにする(MUTE GROUP)」をご覧ください。