サンプルを再生するタイミングをステップ上の好きな位置に配置してパターンを作ります。

ドラム・パターンの作成に適した記録方法です。

  1. [PATTERN SELECT]ボタンを押します。
  2. [REC]ボタンを押します。

    パターンが記録されていない空パッドが、赤点滅します。

    Metronome:PTNパラメーターがONのときは、メトロノーム音が鳴ります(SYSTEMパラメーター「CLICK」)。

    [SHIFT]ボタンを押しながらパッド[9]を押すと、メトロノーム音のオン/オフを切り替えることができます。

  3. 赤点滅しているパッド[1]~[16]を押して、記録先のパターンを選びます。

    パターンの記録待機状態になり、記録設定画面が表示されます。

  4. [REMAIN]ボタンを押します。

    パターンの記録方法が「TR-REC」に切り替わります。

  5. パターンのパラメーターを設定します。

    操作子

    パラメーター

    設定値

    説明

    [CTRL 1]つまみ

    BPM

    40~200

    パターンのテンポを設定します。

    [CTRL 2]つまみ

    LENGTH

    1~64(小節)

    パターンの長さを設定します。

    [CTRL 3]つまみ

    SHFL RATE

    -50~+50

    裏拍のタイミングのズレ(跳ねる大きさ)を設定することができます。「0」は跳ねません。

    一般に+10~+16付近で、心地よくシャッフルしたリズム感が得られます。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 2]つまみ TIME SIGN  

    1/4~7/4

    拍子を設定します。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 3]つまみ

    METRO VOL

    0~5

    メトロノームの音量を設定します。

    [REMAIN]ボタン

    REC MODE

    パターン・シーケンサーの記録方法を選びます。

    Real-Time

    リアルタイム記録をします。

    このとき[REMAIN]ボタンは点灯します。

    TR-REC

    TR-RECで記録します。

    このとき[REMAIN]ボタンは点滅します。

  6. [REC]ボタンを押します。

    TR-RECによるパターンの記録が始まります。


  7. [SUB PAD]ボタンを押しながらパッド[1]~[16]を押して、サンプルを選びます。

  8. 入力するサンプルのパラメーターを設定します。

    操作子

    パラメーター

    設定値

    説明

    [CTRL 1]つまみ

    SUBSTEP

    ステップを複数個に分割ことができます(サブ・ステップ)。

    分割されたサブ・ステップをどのように発音させるかを設定することができます。

    • MODEが「TRIG」のときに有効です。


    設定値

    パターン

    1 ON
    2 ON

    ON

    3 a

    ON

    ON ON
    b ON

    c
    ON
    d

    ON
    e ON
    ON
    f ON ON
    g
    ON ON
    4 a ON ON ON ON
    b ON


    c
    ON

    d

    ON
    e


    ON
    f ON ON

    g
    ON ON
    h

    ON ON
    i ON ON ON
    j
    ON ON ON
    k ON
    ON ON
    l ON ON
    ON
    m ON

    ON
    n ON
    ON
    o
    ON
    ON
    HOLD STEP 1~32、LAST  

    サンプルを再生させるステップ長を設定します。

    • MODEが「HOLD STEP」のときに有効です。

    [CTRL 2]つまみ

    PITCH

    -12~+12

    サンプルのピッチを設定します。

    [PITCH/SPEED]ボタン CHROMATIC

    ステップごとにサンプルのピッチを設定して入力するモードです。

    入力したそれぞれのステップは、ピッチを変えて再生されます。

    このモードでは、[VALUE]つまみを押すとスケールを選ぶことができます。

    [VALUE]つまみを押しながら回すと、スケール・ノートを選ぶことができます。

    PAD

    サンプルのピッチを固定して入力するモードです。

    入力したすべてのステップは、PITCHで設定したピッチで再生されます。

    [CTRL 3]つまみ

    VELOCITY

    0~127

    サンプルの強弱(ベロシティー)を設定します。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 1]つまみ BPM

    40~200

    パターンのテンポを設定します。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 2]つまみ

    SHUFFLE

    -50~+50

    裏拍のタイミングのズレ(跳ねる大きさ)を設定することができます。「0」は跳ねません。

    一般に+10~+16付近で、心地よくシャッフルしたリズム感が得られます。

    [SHIFT]ボタン+[CTRL 3]つまみ START -50~99(%)

    サンプルの発音開始タイミングを設定します。

    0%以外に設定しているときは、SUBSTEPを設定することはできません。

    [REMAIN]ボタン

    MODE

    TR-RECの入力モードを選びます。

    TRIG

    ステップごとに発音します。

    HOLD STEP

    ステップを[CTRL 1]つまみで指定した長さで連結して発音します。

    ステップを連結すると、タイと同様の奏法になります。

    MODEを「HOLD STEP」にすると、サンプルのGATEパラメーターは自動的に「ON」になります。

    [HOLD]ボタン

    選択したパッドのみ再生します。

  9. パッド[1]~[16]を押して、サンプルを発音するステップ(タイミング)を選びます。

    パッド[1]~[16]で選んだステップに、サンプルが配置(入力)されます。

    発音するステップのパッドは点灯します。

    発音させないステップは、パッド[1]~[16]を押してパッドを消灯させます。

  10. 2小節目以降のパターンを入力するときは、[VALUE]つまみを回して小節(Bar)を選びます。

  11. パターンの記録を終了するときは、[EXIT]ボタンを2回押します。

    [EXIT]ボタンを1回押すと録音が終了し、記録したパターンは自動でパッドに保存されます。

    2回押すと、パターンの再生が止まります。

TR-REC入力時に使える機能

TR-REC入力中は、操作子の組み合わせで以下の操作をすることができます。

操作子

説明

[DEL]ボタン+[A/F]ボタン 選んだパッドのノート(1小節分)を削除します。
[DEL]ボタン+[B/G]ボタン すべてのパッドのノート(1小節分)を削除します。
[ROLL]ボタン+[CTRL 1]つまみ [CTRL 1]つまみの動きをステップに記憶することができます。
  • MODEが「TRIG」のときに有効です。
[ROLL]ボタン+[CTRL 2]つまみ [CTRL 2]つまみの動きをステップに記憶することができます。
  • MODEが「TRIG」のときに有効です。
[ROLL]ボタン+[CTRL 3]つまみ [CTRL 3]つまみの動きをステップに記憶することができます。
  • MODEが「TRIG」のときに有効です。
[VALUE]つまみ(押す)+[SUB PAD]ボタン+パッド[1]~[16]

サンプルを再生させずにサンプルを選ぶことができます。

  • パターンの記録中に[RECORD SETTING]ボタンを押すと、RECORD SETTING画面を表示させることができます。ただしこのときは、LENGTHとTIME SIGNパラメーターは設定できません。これらのパラメーターを変更したい場合は、パターンを記録する前に設定してください。
  • 元の画面に戻るときは[EXIT]ボタンを押します。

  • パターンの再生中に[SHIFT]ボタンを押しながら[REC]ボタンを押すと、パターンのTR-RECに移行することができます。